月曜日

copipe

ふと成人式のことを思い出した。父が「お祝いに何か買ってあげよう」と言い出し、「別にいらない」と言うと「そういわず欲しいものを言ってみなさい」と返されたので、しばらく考えて「http://J.PRESS のスーツでもいいですか」と答えた。確か12万円くらいだった。


値段を見た父は驚いて、「20歳で12万円のスーツを着るのは不釣り合いだ、別のものにしなさい」と言い出した。私は何かが棄損された気分になり、「何か欲しいものがあるかと聞かれたのでそのとおり答えたのに、その言い分はおかしい。スーツが分不相応だというならもう何もいらない」と父に伝えた。


父はそれでも「学生なのに高価なスーツは不釣り合いだ、これはきみのためなんだ」と譲らなかったが、両者の言い分を聞いていた母はすぐに「きみ(私)が正しい。これですぐ買ってきなさい」と現金を差し出した。あの時は私への情愛で母が味方についてくれたのだと思ったが、今は違うとわかる。


筋論はさておき、12万円のスーツは、20歳の時に持つのと35歳の時に持つのでは価値がまったく違う。「鋼のつるぎ」はレベル40の冒険者にはさして役に立たないが、レベル5なら大活躍する。高価なものは若い時ほど威力を発揮する。そういうことを学んだ日だった(その日にはわからなかったが)。


なお20歳時に12万円のスーツを買って学んだ最も有効な知見は「高い服は維持費も高い」でした。母から「何を買ってもいいが付随する費用は自分で出すこと」と条件をつけられたんですが、安いシャツやネクタイは全然似合わないわクリーニングのたびに一万円飛ぶわで、社会の厳しさを味わいました。



- たらればさんのツイート (via hutaba)