“いきなり会社に電話をかけて返済を求めたり、ネットを使ってヤミ金をしている人は、警察を恐れているだろう。ただそれ以外のヤミ金は、警察を恐れ
ていない。例えばソフト闇金の場合、彼らの言うことをお客がよく聞いてくれる。つまり“被害者がいない”といった状態なので、彼らは警察を恐れていないの
だ。
例えば、ある女性が覚せい剤の所持・使用で逮捕されてしまった。警察は彼女の携帯電話の記録を調べたところ、やたら連絡をとっている男がいた。警
察は「その男が売人かもしれない」と疑いをかけ、動き始めた。そしてその男に話を聞いてみたものの、どうも売人ではない。しかし覚せい剤を使用するにはお
金が必要なので、警察はその男が「ヤミ金業者」であることを感じとったのだ。
警察は「お前、ヤミ金だろう」と問い詰めてみるものの、その男は強気な姿勢を崩さなかった。「ナニ言ってるんですか? 僕は彼女の友だちで、彼氏のことで相談を受けていたんですよ」と反論した。
さらに「彼女は僕のことを何て言っているんですか?」と、警察に質問した。なぜその男は警察に対し強気でいられるかというと、彼女が裏切らないと
いうことを分かっていたから。その男は彼女に何年もお金を貸していたので、自分を裏切れば彼女はどうすることもできない、ということを分かっていた。つま
りその男と彼女の間には、ヘンな信頼関係ができていたのだ。”
- Business Media 誠:『闇金ウシジマくん』の関係者が語る、“優しい闇金”の真相(後編) (½)