“「自分が強く信じていたものが本当はそうでないとわかった時、それを受け入れるのは辛いことです。思い入れが強ければ強いほど、違うと認めることで自分が否定されるような気がする。そんな時、人は無意識に正当化する言い訳を考えて、自分を守るんだと思います。暗黒のブッシュ時代からオバマに政権交代したことのインパクトが大きすぎたのかもしれません。あれで自分たちの役目が終わったかのような錯覚におちいっていたのです。今思えば、「政権交代」はチェンジのスタート地点にすぎなかったのに。リベラル派の人々の多くが、いまだにオバマが何かを変えてくれるんじゃないかと期待しているのはそのためです。」(堤未果「ルポ貧困大国アメリカ?」岩波書店 p204〜5) これは、ニューヨーク州北部で小さな個人商店を経営する女性が語ったことばだということです。 オバマ大統領の下でも戦争は止まらない。就任直後、アフガニスタン増派を発表したとき、まだ就任したてなんだから、前政権の後処理が大変なんだ、大目に見ようと思い、言論の自由や人権侵害を招いた「愛国法」を再承認しても、医療改革法案が骨抜きになっても、右派や業界の抵抗が激しいのだから、むしろオバマを支持しなくちゃと思ってしまうのが、いわゆる良心的リベラル派でした。 オバマが変わってしまったのでしょうか?「いいえ、そうではないのです。話せば話すほど、私たちは自分にとってあまり気分の良くない結論へと導かれました。問題は、オバマが反戦派で市民の味方だという私たちの思いこみのほうだったのです。」(p203)”—
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あまりにも。日本でも。
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