ロックが好きで、小説家になりたいと思って上京してきたオカムラ少年は
目が出ないまま30を過ぎてそれでもまだ小説家志望のまま。
趣味は山のようにCDを買い漁ること。狭い部屋の中で本とCDに囲まれて暮らしている。
東京のアパートで1人暮らし。結婚するあては全くなし。
自分にとってそれが居心地よいのなら、そのままその殻の中に閉じこもっていられる。
いろんなモノがあって、いろんな情報があって、
そこに触れているだけでなんだか満たされているような気持ちになる。
「それって錯覚なんだよ」って腹の底ではわかってるつもりなのに、
東京と繋がっているという感覚・感触は妙に心地よくて離れられない。
そう考えたとき、東京って街は麻薬だ。
その気なら、40を過ぎてもこのままでいられるだろう。
何が恐ろしいかって、ここには「仕事」もたくさん集まっていて、
働くのならむしろ東京じゃないと不便だ、ぐらいに集約していることだ。
稼いだ金で真夜中や週末に自分の殻をせっせと紡いでいく。
その循環を永遠に繰り返していくことができる。
「いいじゃないか、自分が働いた金でやってるんだから」と言い訳になる。
金さえ払えば、自分というものを変えなくても、いくらでも生きていける。
上っ面を他人に合わせていくことができたら、
自分の中の「隠している」部分はいくらでも育てていくことができる。
あるいは、他人とうまく生きていくことができないとしても、
この東京にはいくらでも隙間があって、その中でひっそりと生きていくことができる。
”- 2007-08-06 - 岡村日記 (via repsychose) (via jinon) (via fialux) (via iro) (via missingblue) (via markie-blog, yuco-blog-blog) (via quote-over100notes-jp) (via rintaro210)