“コンピュータの歴史秘話① 1980年代の初め、ソニーは部品をコンピュータ業界に売り込もうとしており、まだ若かったビル・ゲイツやステイーブ・ジョブズをしょっちゅう招いていた。彼らのとってソニーは憧れの会社であり、井深さんや盛田さんに会って感激していた。彼らが来ると私が必ず呼ばれ、CDの発明者として技術的な説明をした。当時のソニー社内は、初期のフロッピー・デイスクの約5万倍の記憶容量を持つCDROMを評価する人はおらず、「そんな大容量を一体誰が使うんだ!」と馬鹿にされていた。ところがゲイツもジョブズもCDROMを一目見たとたんに感激し、「これでコンピューター業界に革命が起きる」といった。 マッキントッシュが発売されると、CDROMコンテンツの制作はみんなそちらに流れ、PCは置いてけぼりを食っていた。あせったビル・ゲイツは毎年「CDROMコンフェレンス」という大きな会を催し、普及に努めた。私は毎回ビル・ゲイツと並んでキーノートスピーチをやらされた。 ちょうどマックが発売される頃、ソニーとフィリップスはCDROMを一台だけ積んだコンピュータを企画した。私はそのプロジェクトにアップルを食べた最初の女性にちなんでEVEプロジェクトと命名した。マックというよりはアップルⅡを粉砕する意気込みだったのだ。”— Shiroh Tenge - コンピュータの歴史秘話①… (via otsune)