伊藤P、上から「大河の裏で戦える番組を」と言われたので、この『池の水ぜんぶ抜く』の企画を提出したところ、こう言われたそう。「面白そうだけど、企画の保険がかかってない」――。
「企画の保険」って?
視聴率を担保するための、文字通り“保険”だ。例えば、出演者が豪華だったり、お得な知識や情報を学べたり、テレビ的に映える「絶景」や「絶品グルメ」を見られたり――。これに対し、伊藤Pはこう反論したそう。「企画の保険? いや、“面白そう”なら、それでいいじゃないですか!」って。
結局、その時は伊藤Pが押し切って、同番組は日の目を見たんだけど、このエピソードはとても大事な教訓を含んでいる。
つまり――昨今のテレビをつまらなくしている一因は、この「企画の保険」を求める風潮にあること。キャスト優先主義が過ぎるあまり、テレビ界はいつまで経っても同じ顔ぶればかりで新陳代謝が進まないし、お得な知識や情報を求めるあまり、昨今のバラエティは「情報バラエティ」ばかりが氾濫してるし、「絶景」や「絶品グルメ」の企画に至っては、もはや食傷気味である。
- 第33回 2017-2018バラエティおさらいと展望 (via kikuzu)