金曜日

copipe

“無駄なことに没頭して時間を消費するのは、本当は最高の贅沢だし、最高に楽しい。ざわざ酷道を走るのも、そうだろうし。よくよく考えたら、自分は昔から無駄なことしかしてこなかった。高校生の頃には、黒板にチョークで文字を書く時に、たまにキーっという嫌な音がなぜ鳴るのか、1年かけて研究した。
チョークを鳴らすコツを掴み、鳴るための条件を探した。黒板をすりガラスに変えたり、チョークを別のものに変えたり。それでも音は鳴った。チョークの長さによって音色が異なることから、チョークが振動して音が鳴ってるのではないかと疑った。確認のため、チョークに超音波を当てて共鳴させたりした。
結果、チョークを黒板に擦り付ける摩擦によってチョーク自体が振動し、擦り付ける角度や持ち位置によってチョークが共鳴し、大きな音が出ることがわかった。応用編として、長さの異なるチョークを使って曲を演奏した。その頃には、チョークを自在に鳴らせるようになっていた。夏休みも全部費やした。
「チョークの悲鳴」というタイトルをつけて、レポートにまとめた。まとまる頃には、100ページを超えていた。学生科学賞に出品すると、大阪府知事賞と、科学技術庁長官賞をいただいた。お陰様で、秋篠宮殿下ご夫妻と会食することができた。一見、無駄と思えることでも、どこで役に立つか分からない。”

- よごれんさんのツイート (via dontrblgme404)