土曜日

copipe

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“人は、相手の行動を見てその人を判断する。そして、イラッとしたり、「この人と合わない」「この人、うっとうしい」と、思ったりする。 わたしも、同じだった。 でも、これからは、「行動の裏には、その人の価値観がある」 ということを知っていなければ、人間関係がうまくいかないことをわかっていたほうがいい。 逆にそのことをわかっていると、ごきげんでいられる。 そのことを私に教えてくれたのが、講師仲間でふだんは商社で働くサラリーマン、アンディ中村さんだった。 企業の人たちと話していると、よくこんな話題になる。「最近の若い子たちは、メール一本で『会社を辞めます』って言うんだよなあ。かんべんしてほしいよ」「なんでもメールで済まそうとしてほしくないよなあ」 わたしも、「そのとおり」だと思って同感していた。 でも、アンディ中村さんは違った。「彼らは、悪気も何もないよ。それが当たり前だと思っているよ」「どうして?」「だって、彼らは、就職活動で必死でエントリーシート書いて、企業の会社説明会に行って、がんばってアプローチしても、メール1本で落とされる経験をしているんだから。メール1本で休んだり、会社を辞めることが悪いことだと思うはずないじゃないですか」 目からウロコだった。 原因は、わたしたちオトナが作っていた。 そんな視点で見ると、いろいろ納得していなかったことが、納得できるようになっていた。 たとえば、近所にステキな飲食店ができていて、若手メンバーに、「あんなところにあんな店ができているよ」 と、盛り上げるつもりで言ったにもかかわらず、「でも、大谷さん、そこ、食べログで2.8ですよ」 と、言われて、ムカッときたことがあった。 アンディ中村さんの言葉を聞いて以降、若手メンバーが、なぜそんなことを言うかも理解できるようになった。 平成生まれのメンバーは、生まれた時からパソコンも携帯もあった。比較検討が当たり前だった。 そして、彼らの価値観には、「大谷さんは、盛り上がっているけれど、その店に行ってみたら、従業員の態度が悪いかもしれないし、美味しくないかもしれない。行ってから、大谷さんの不機嫌な顔を見るの嫌だよなあ」 という感情が働いていた。 それが理解できると、コミュニケーションのとり方も変わってくる。「ねえ、あそこの店、美味しいかどうかわからないし、従業員の態度が悪いかどうかもわからないけれど、冒険してみょうよ」 という誘い方になる。 そんな話をしていたら、ある幼稚園の先生が言った。「そのとおりよ。それがわかっていなければ、間違って、子どもを叱ることになるんですよ」「どういうこと?」 思わず聞き返した。 彼女が言うには、「幼稚園の子どもたちが、トイレを流さないの。だから『トイレを流しなさい』と、怒っていたのよ。でも、子どもたちは、キョトンとしているの。そして、ある子どもが言ったの。『どうして流れないの?』って」 その時、彼女は、初めて気づいたらしい。「この子たちのマンションのトイレは、自動的に流れるんだ」ということを。 実際、彼女のマンションのトイレも自動で流れていた。「なのに、わたし、気づいてなかったんだよね。子どもたちにとっては、その世界しか知らないということを。反省だわ」 今は、トイレの流し方を子どもたちに教えているらしい。 わかっているようで、わかっていない人の価値観。 これからは、楽しく「人の価値観」も研究していきたい。”

子どもがトイレを流さないのは「自動」が当たり前だから? - ライブドアニュース (via junmyk)