“敬語の暗黒面 「ランクが下の人には、命令口調だけでいい」――これが、隠された敬語の暗黒面です。 「敬語を使え」と言うことは、じつは、「おまえはオレに対して、尊敬と謙譲と丁寧の敬語を使え。オレはおまえには使わない。オレはえらいんだからな」と言うことと同じなんです。だから、そんなことを言われて、「なんてエラソーなやなやつなんだろう」と思ったって、べつにふしぎではないのです。 そういう人の人間関係は、とても悲しいものです。「自分よりえらい人」と、「命令口調ですませられる人」の二種類しかいなくて、「えらいとかえらくないとかとは関係ない、親しい人」というのがいないのです。”— 橋本治の敬語本 - 本と奇妙な煙 (via ginzuna)