shibats:
“ゲシュタポは能動的に国民を監視した組織と思われがちだが、むしろ日々押し寄せる国民からの密告の処理に追われる受動的な組織であったらしい。あまりに利己的な密告が多いのでたびたび利己目的の密告を禁じようと様々な布告を出していたが効き目がなく、彼らの業務は大量の密告の事実調査に当てられた。ドイツ国民の積極的参加により、独裁体制は磐石なものとなっていった。 今風に例えるならゲシュタポの仕事は2ちゃんねると発言小町とtwitterと各種SNSその他諸々の中の主にネガティブな発言が全てゲシュタポに送られてきて、それら全てについて裏付けを取り釣り認定する、みたいなもので、おそらくゲシュタポの末端職員たちは日々終わりの見えない徒労感との戦いで、ナチ・イデオロギーを盲信することによって初めてそれを支えることが出来たのかもしれないな、などと思わされる。これが笑い話で済ませられないのは、この滑稽で卑近な理由によって、いとも容易く人々が次々と収容所送りになり、死んで行ったことだ。”
— 「ヒトラーを支持したドイツ国民」ロバート・ジェラテリー 著 | Kousyoublog (via rpm99)