月曜日

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“本多監督はゴジラを動物(つまり人間に近くないもの)だとみなして安易な擬人化を拒否していた。ゴジラが襲っている状況に右往左往する群衆を整理している兵士に、山根博士がゴジラの目に投光器の光を当てるなと指揮官に伝えてくれという忠告も、爬虫類の性質をとらえたものだった。テレビ塔からのカメラのフラッシュの光がゴジラを怒らせ、テレビ塔が倒されるのも、生物としてのゴジラを示すねらいがある。確かにモスラの場合のようにテレパシーでも使わない限り、人間が怪獣と会話をするのは不可能だ。コミュニケーションをとるのが不可能な点や人間的な感情の不在こそが、初代のゴジラの大きな特徴となっている。”

- ゴジラの精神史/小野俊太郎 (via 010734)