月曜日

copipe

私の恋人が田舎に行っていて、帰ってくるというので午後4時に駅で待ち合わせをした。

ところがその時間になっても帰ってこない。

田舎だから汽車が2時間に1本ぐらいしかないわけだ。

それで、6時のにも8時の汽車にも乗っていない。

だんだん腹が立ってきたが、それでも待った。

最終の11時で降りてきたときは、もう腹が立ってピシャリと相手のほっぺたを叩いて、「お前なんかとはもうつき合わん」といって、自転車に乗って走り去った経験がある。


しかしこれ、いまになって考えてみると、何ひとつトクなことはない。

あのときに「お帰り」と言ってにこやかにしたら、相手は相手で約束の時間に遅れてすまないと思っているわけだから、非常にうまいこといったはずなのだ。

それを殴るからケンカ別れしてしまって、あとは全然いいことないということになる。


だから私はいつも言うのだが、そのときに駅でボーッと立っていないで、本でも読んでいればいい。

そうすれば彼女が遅れてくればくるほどたくさん読める。

4時の予定が11時になって7時間もあれば、本の1冊くらいは十分に読める。

そして、彼女が帰ってきたときに「ありがとう。キミが遅れたおかげでこんなに本が読めた。こんなに賢くなった」

と言えば、彼女はその晩は実に優しくしてくれるはずだ。

それを、ほっぺたを叩くようなことをしたら絶対にダメ。

なんにもトクしない。



- 文句を言ってもしょうがない (via drhaniwa)