“野島の中で101回目のプロポーズの成功は棘のように残りつづけた。 そして、野島の作家性が爆発したのが「世紀末の詩」である。 このドラマの中のひとつの話で、斉藤洋介という俳優が目の見えない女の子のために尽くす男を演じている。 ハッキリ言って斉藤洋介は武田鉄矢と同じくらい不細工である。 目の見えない女の子の手術代を稼ぐために斉藤洋介はお金を貯めて、女の子は手術に成功。しかし、女の子は斉藤洋介の姿を初めて見て幻滅し、お金持ちのイケメンの元へと去る。 野島がほんとうにやりたいことをやったのだ。 最後まで奪われる側を主人公にしてドラマをつくったのだ。”