木曜日

copipe

ご存じでしょうか。
ただ、航空祭に遊びに来た方、通行人の方とトラブルが生じないよう、
若い隊員たちは「人間の盾」になるのです。
左派活動家の正面に立ち、未然にトラブルを防ぐのです。
顔と顔が触れ合うほどの距離で。

その人の盾の一員に、見慣れた顔がありました。
そこにいたのは、私の同級生でした。

真新しい制服に身を包み、誇らしい友人の姿を見ようとした
私が耳にしたのは「ひとごろし」「死ね」という言葉。

どういう意図で発せられた言葉かはわかりませんが、
今でも耳にこびりついて離れないのです。
目の前で、まさに眼前で罵倒される友人の姿でした。

悔しくて、悲しくて。
どう言っていいかもわからなくて。
私は、航空祭を見ずに帰ってしまったのです。

あとで友人に「会えんかったけど、おったー?」と笑顔で言われたんです。
「人も多かったけん、見つからんかったろー?」と、笑っていうのです。
私は、「ごめん、忘れてて行ってない」と嘘をつきました。
本当は、私はあの場にいたのです。

若い頃の私は、自衛隊とか左翼とか、基地反対派とか
そういうものは一切わかりませんでした。

あのとき、私は逃げたのだと思います。
今でも後悔しています。

大人になった今、そして議員となった今。
あの場には慰霊塔があると伺いました。
こんなに失礼なことはない。

だけどもう一つ、わかったこともございます。
自衛官は、言えないのです。
その、たった一言が言えない。

物言えぬ自衛官に代わり、物言う政治家として。
皆様を守る!と伝えたい。
ずっとそのような動きをとってきました。
その根底にあるのは、ただこれだけです。



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