木曜日

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“「工作員のテロに備えよ」
北朝鮮最強の工作機関は「朝鮮人民軍偵察総局」だ。偵察総局の工作員は、高級中学を卒業した17歳以上の中から、毎年500人選抜される。彼らは徹底した忠誠教育を受けたあと、金日成政治軍事大学に入り、スパイ活動や格闘技、爆弾製造、要人襲撃、爆破、無線などの訓練を受ける。重装備で山中を40キロも駆け抜けたり、交替で60キロ泳いだりする訓練もあり、訓練中に命を落とす訓練生も多いのだという。この教育課程の中には日本人化教育もあって、訓練生は日本人になりすますために語学や生活習慣、文化などを学ぶ。講師は日本から拉致された人物や在日朝鮮人の帰国事業で渡っていった日本人妻だ。地下の訓練場には日本の街を模した日本村もあり、訓練生はここでロールプレイングを繰り返す。こうした訓練を受けたうえで、日本人の身分を与えられて送り込まれるから、工作員は日本社会に完全に浸透している。そして電波やインターネットを使った暗号で、本国からの指示を受けて活動するのである。

米国が攻撃に踏み切ったとき、北朝鮮がどう動くのかが、目下の注目点である。日本、韓国と言った近隣の同盟国へのミサイルによる報復攻撃ばかりがクローズアップされている。しかし、ラングーン事件や大韓航空機爆破事件といった爆破テロや金正男氏殺害のような暗殺工作も北朝鮮工作機関の常套手段だ。原子力発電所だけでなく、新幹線といった警備体制が脆弱な標的もある。生物兵器、化学兵器の散布も想定される。ミサイルへの備えも重要だが、もっとも身近にある北朝鮮工作員によるテロへの警戒も忘れてはならない。”

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