“ある意味、子供たちに対して「殺し合いは楽しいから武器の模型を買いなよ」という死の商人的な玩具会社の態度がある。これはよくないのではないだろうか?そして、富野喜幸と言う男は 「子供に向かって、あなたにとってこれはとても大事なことなんだよということを、大人が一生懸命話せば、その時に全部理解できなくても、絶対にその話を思い出してくれる」(「富野由悠季 安彦良和 対談」、『月刊ガンダムエース』二〇〇九年九月号) と言う事を信条にしている人だ。というか、子供に対して手加減ができない男なのだ。 そういう男が、コン・バトラーVで玩具を売りまくるという、楽しい戦闘ショーを演出してきた次の年のザンボット3である。そりゃあ、フラストレーションと言う名の創作意欲が高まるというもの。 その上、富野自身が子供のころから「子供だからと言ってなめられたくない」と言う反骨精神を持っていた男だ。”