“昭和な会社といえば、真面目にさぼらないようにすることですよね。そんな能力は私にありません。そもそも私は時間で拘束されるのが嫌で会社を辞めましたから。ワイキューブはずっと昭和式の裏返しをやっていたのです。 でも昭和な会社が大事にする企業理念や経営者の考え方は、手厚い福利厚生や高い給料で社員に浸透するものではありません。上司から部下へ考え方を受け継ぐ文化が残っている企業って強いじゃないですか。その良さに気付いた時にはもう遅かったです。地道な努力を怠ってしまいました。 強い組織には仕事に対するこだわりが欠かせません。僕はお客様に良い提案した社員が褒められる組織にしたかった。でも実際には、いかに出世して1000万円の年収を手にし、地位を維持しようとする社員の集団になってしまった。いま思えば実力を伴わないで給料や待遇を良くしたので、ハリボテのような企業だったのかもしれません。本質が見えていなかったのです。 振り返ってみると、自分だけグリーン車に乗っていれば良かったのです。自分が乗りたいために、みんなも乗せてしまった。でも「俺は社長だからお前らと違う、だから這い上がってこい」。この一言がいえたらワイキューブは潰れなかったでしょう。”— 昭和式経営を否定したら、失敗した:日経ビジネスオンライン (via tnoma)