水曜日

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 会社にはピンチがやってくる。これはどんな会社でもそうだ。

 創業後、1年、2年、3年、次に5年、8年、10年。こんな間隔でピンチがやってくる。


 創業後一年のピンチはサラリーマン時代の人脈で乗り切ることが出来た。会社をつくったときはまだ27歳だったので、「若いね」とちやほやしてくれる人も多かったが、そういう人ほど仕事をくれないのだった。けど人を紹介してくれて、小さな仕事をいくつかもらった。


 「若いね」というのは経営者にとって褒め言葉でもなんでもない。

 「若いから、安く買いたたくぞ」ということなのである。「若いから、リスクがあるんだろう?」ということでもある。


 若く見られるのを嫌って、シリコンバレーではみんなヒゲを生やしている。

 創業二年目のピンチは、仕事をやっても回収を忘れているということだった。それと、振込みミスで会社の現金がごっそりなくなった事件もあった。そのときもまた友達に頼って仕事をなんとか回してもらって凌いだ。


 創業三年になると、今度はもう友達が頼れなくなる。友達関係で稼げる仕事というのは、せいぜい数千万円が限界で、友達というのは予め関係性を作っておかなければ仕事をくれるような関係にならないのである。ここが本当の正念場で僕たちは初めて「知らない人と取引をする」ということを覚えなければならなくなっていた。また、組織も拡大し、大きな組織になってからの問題とも戦わなければならなくなる。


 創業五年を超えると、組織は安定してくるが、人が増えたことによる間接費の肥大化や、人材育成といった問題が立ちはだかる。組織に定着してもらうためには将来のビジョンが描けなければならない。社員が結婚して子供を産んでなお安心して暮らせるような安定性を提供しなければならないわけで、これには非常に苦労した。


 創業五年で、50%の会社は倒産する。この危機はなんとか乗り切った。

 事業のサイクルはだいたい3~5年であり、5年経つと事業の構造はガラリと変わる。つまり3~5年ごとに新しい事業を創りだして時代に適応していかなければならない。

 五年で倒産する会社というのは、事業サイクルの切り替えがうまくできなかった会社である。



- ベンチャーや。兵どもが夢の跡。僕が学生ベンチャーを応援しない理由(長文) - UEI shi3zの日記 (via rpm99)