webz:
年を取るにつれて、「ああ、俺はもうこの世界の主役じゃないな」と感じることが多くなった。この世界の主役は若者。彼らの光り輝く姿には、もうどうやっても敵わない。年を取るたびに、彼らの住みやすい世界を作り出していくのが俺たちの使命なんだって思う。
真のオジサンとは、誰にも愛されなくなっていく自分に気が付いて、それを受け入れ始める人。昔流行った音楽とか、昔着た服とか、昔の写真を見たりして、懐かしく思うとともにもうその時間が二度と帰ってこないことを嫌でも理解して、何となく甘酸っぱい思いになる。
先に死んでいった親とか、爺さん婆さんの気持ちが分かるようになる。彼らの残したメッセージは俺に幸せになって欲しい、と言うことを理解する。そして同じメッセージを子供たちに受け継ぐ。
不意に向けられた他人からの何気ない行為に感動する。飲み屋で酒のグラスが空になってたら大将から何も言わずにお替りを注がれた。体調を崩して寝てて、起きたら枕元に子供が桜の花びらを置いていた。俺に向けられた、ちょっとした興味が心に響く。