“屋台から中洲のバーにハシゴしたら、九州場所明けのお相撲さんが入ってきたので、おもしろそうだから力士の近くに座って2時間以上も話しこんでしまう。まあオモロイ。抱腹絶倒。メシと酒の話聞いてるだけで何時間あっても足らんぞこれは 「お相撲さん、コメだとどのくらい食べるですか」「一升食べるときあるっすね」「一升って何合だっけ」「10合っすね」「茶碗20杯じゃないか!」「自分らは茶碗じゃないす。ラーメンどんぶりとか使うっすから、そんなに杯を重ねないっす」 「お相撲さん、ラーメンだと替え玉何個くらいいくですか」「いやあ。たいしたことないす。708玉くらいすから」「たいしたことありすぎだよそれ!」「自分らの世界の基準だと、一般的にどのくらい食べるのかがわからないんすよ」 「焼き肉屋さんに連れていってくれた人がいて、最初ご飯を普通に食べてたんすよ。すぐ食べちゃうもんだから、次にラーメンどんぶりが出てきたっす。『もっと大きいので出しましょうか』って言われて、最後はボウルで出てきたっす。バカにしてんのかって。食べたっすけどね。ほかに焼き肉は20人前」 「酒はどうですか」「ウチラの世界は、親方と関取の言うことは絶対なんす。関取から飲めと言われたら飲むんす。黒いものも白くなるんす。『おめえ、今場所は負けがこんだろ! 白くなるようにこれを飲め!』って言われてマッコリを飲んだっす。ラーメンどんぶりに1リットルがきれいに入るっすよ」 「マッコリをラーメンどんぶりにドボドボ入れて、人が言うにはどうも7杯まで一気飲みしたらしいんす。自分は途中から覚えてないんすけどね。飲みたくなくても、親方や関取から飲めと言われたらそれが絶対なんすよ」 「力士が飲んだくれるとタチが悪いっすよ。路上で相撲取り始めるっすからね。自分なんてコンクリートに頭を叩きつけられてウ~ンってうなって、ああ、星がきれいだなあって。最後は関取が肩支えて連れて帰ってくれたみたいで、朝起きたら髪の毛に砂がいっぱいついてたっす」 「関取と一緒にカラオケにいったことがあったんすよ。翌朝起きたら、浴衣の脇から1,000円札がバラバラ出てくるんす。100枚くらいあったすかね。翌日『関取! お札がいっぱい出てきたっす!』って言ったら『オレもなんだよ!』って。関取のとこは1万円札。おひねりをもらったらしいっす」 「お相撲さん、ヘンな話、飛行機乗るときどうするの」「自分らの場合、スチュワーデスさんが空いている席に案内してくれるっすよ。後ろのほうの空いている席の3人がけを占領しちゃうんす。空いてないときは、通路側の席に半身せり出すっすね。自分らみたいなのが隣に座ってたら大変っすからね」 「新幹線のときはどうするんですか」「自分らは自由席に座るんすよ。3人がけを2人で占領してドンって座ると、普通の人は遠慮して『お隣よろしいですか』って言ってこないすから」 「九州場所のときは東京から博多まで506時間電車移動すからね。弁当は506個、それ以外にお菓子もたくさん買ってずっと食ってるっす。そんなのが隣にいたら、普通のお客さんも嫌っすよ。自分らが3人がけを占領したほうがいいんす」 「力士の借り上げ車輌で移動するときは大変すよ。売り子さんが来ると、1車輌移動するだけでオミヤゲ以外全部売り切れになっちゃうんす。みんな弁当だのお茶だのお菓子だの食うすからねえ」「だったらお相撲さん専用ってことで1車輌だけグルグル行ったり来たりしてりゃいいじゃん 笑」 「180キロとか200キロの外国人力士が相手だと大変なんすよ。へんな話、脇にしても体臭がものすごいんす。相撲取ったあとに、においが消えないんすよ。だから石鹸でゴシゴシやるんす。それでも落ちないんすけどね。一番いいのは薬用せっけんミューズっす」 「関取になっちゃえば付け人が背中を流してくれるからいいすけど、それだけ体が大きいのに下っ端だと、ヘンな話、体を洗いきれないんすよ。相撲取ったときに脇に手をさしこんだら、ニュルニュルニュル!ってヘンな感触で滑るんす。勝ってから手を抜いたときに、エキゾチックなにおいがしたっす」 「体重200キロあるってことは、脇の下に20キロとか30キロのニクがあるっすし、そのニクをもちあげてヒダを洗わないと洗いきれないんすよ。洗えてないんす。だからすごいんすよ。エキゾチックなんす」 とかナントカ、お相撲さんのおもしろ話を隣で聞きながらゲラゲラ笑って帰ってきたおれであった。 araikaoru 2012/11/29 02:53:20”— 中洲のバーで会ったお相撲さんの話 - Togetter (via petapeta)