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“ そもそもどんなものでもブームなんてのは必ず終わるわけです。 食玩も、2006年でやめとるんですわ。あまりにも同じようなものばっかりが出てきた。それがいいものをどんどんつくって競い合うんだったらいい んですが、ほとんどの、そういうブームの後に来る類似製品というのは、できの悪いものでね。完成度とか、僕らのいろんなこだわりもなかなかお客さんに伝わ らへんようになった。それで「こんなんやったらやめじゃー」と。 秋葉原の美少女フィギュアだって、いつまでも延々流行り続けるはずはない。 たとえば、昔は美少女フィギュアを買うというのは、恥ずかしい行為やった。それが、こんなスケベなフィギュアが堂々と買えるようになってきやがって、ほんまに(笑)。 僕らの年代はまだまだ、「いい大人がガンダム」とか、虐げられてきた歴史があった。ですから、今でこそこんなふうにスポットライトが当たって評価されてますけど、いつなんどきハシゴを外されるようなことになるかもわからんわけです。 そういう意味では、無邪気に喜んでたらあかん、コンセプトメーカーの海洋堂としては、新たなフロンティアを探しに行かんとあかんと思ってるわけなんですけども。 次の市場というか、戦場として今やっているのが、博物館や水族館、動物園、美術館などでの、みやげものです。たとえば北海道の旭山動物園では、オ フィシャルフィギュアとして展開してますし、全国の水族館での、限定された専用フィギュアのようなものも仕込んでます。大英博物館でもおみやげ用の僕らの フィギュアを売ってますが、外国人向けに日本のおみやげシリーズということで、空港限定のフィギュアもやります。 キャラクターものであろうが、ネイチャーものであろうが、つくりたいモチーフは、何でもある。 “ガレージキット・スピリッツ”とかよく書いてますけども、つくりたいものをつくる、欲しいものがなかったら、自分らで生み出すというのが、僕らの姿なんです。”
— 宮脇修一・海洋堂社長インタビュー 「敵はフィギュアの嫌いな日本、 僕らは戦い続けなあかん」 ~週刊ダイヤモンド9月25日号特集「アキバ変態(メタモルフォーゼ)」よりスピンオフ特別公開!|『週刊ダイヤモンド』特別レポート|ダイヤモンド・オンライン