私は日本が大好きだ。少なくとも文化についてはそう言いきれる。しかし、その弱さをを少し残念に思っているのだ。
たとえば、私の最後の試合となった東京ドームでの対戦(船木誠勝戦)のような格闘技イベントに行くと、床には紙コップ一つ落ちていない。試合に動きがあると、観客全体がほとんど同じ瞬間に息を呑む。「ヒクソン! ヒクソン!」という声援が聞こえることもあるが、そのタイミングすらもほぼ同じだ。
そんな光景を見ていると、人々がいかに安心してシャボン玉の中に閉じこもっているかが分かる。もう少し自分を出し、エネルギーを出しきって生きれば、どんなに幸せになれるだろうかと思う。
――日本人はこれからどのように考えて行動すればいいでしょう?
重要なのは、自分の人生が退屈なのかもしれないと認めること、そして、感情的、心理的、精神的、肉体的なレベルを高めるには何をすればいいのかを知ることだ。それが分からなければ、行動を起こすことなどできない。
仕事のことや家族を養うことばかりでなく、自分の気持ちをもっと考える。
それには何をすればいいだろうか。たとえば、筋肉をつける、いい体になる、もっと健康になる、ガールフレンドをつくる……。人生を楽しみ、人生に刺激を与え、自分の内側からあふれる人生の輝きと幸せを生み出すことができるなら、何でもいい。
”- 400戦無敗!伝説の格闘家 ヒクソン・グレイシー SPECIAL INTERVIEW(1) 「大事なのは、勝つことではなく、 絶対に『負けない』ことだ」 ~『ヒクソン・グレイシー 無敗の法則』(ダイヤモンド社)出版連動企画|『ヒクソン・グレイシー 無敗の法則』出版連動企画|ダイヤモンド・オンライン (via yellowblog)