金曜日

copipe

最近はというと、蛇口から水が出ることが何かもの凄く素晴らしいことのように思えてしまい「蛇口すげー! 水が出ているすげー! もう水分不足で脱 水症状で死ぬことがないんだ! 好きなときに好きなだけ水が手に入るんだ! うおおおおお!」というような自分でもよく分からない感慨にふけっています。

水道によって水分が我々に供給されることは、文明を享受する先進国の住人にとっては当 たり前のラ イフラインではあるのけれども、蛇口を通して水が出ることは思いの外、高度な技術体系の上に成り立っている素晴らしいものではないのか。

濾過されて多少塩素の においがしたって飲んだって死な ない水が! 人間の身体の七割を構成する物質である水分が! 赤痢感 染症の心配のない水が! 蛇口をひねっただけで好きなだけ出てくる! これは一つの奇跡ではないのか。当たり前のように水道があると思いこんでい るけれども、蛇口から水が出てくること自体が、先人が築き上げたオー バーテクノロジーの産物ではないのかと僕には思えて、やっぱり蛇口やラ イフラインすげーよ!……と思うのです。他の国だと水を汲みに行くためだけに半日ぐらいかかる土地もありますし、それ以前にその水が衛生的なもの であるともいえないわけです。


蛇口だけの話ではなく、身の回りの「あって当然」だと思ってしまうものが、とんでもなく無茶苦茶な技術と労力によって成り立っていることは珍 しいことではなくって、そのことを一度でも認識すると何でも異常なわけです。電気が発電され、滞りなく送電されていること自体が異常で、ガスを使って「火 を通して食べ物を調理できる」という環境も異常。LANケー ブルを介してソ マリア辺り とも繋がっていること自体も、よくよく考えてみたらかなり異常なことじゃないのかと僕は思うわけです。

不 思議の国のアリスの住人とか自分が住んでいる世界が日常になりすぎて、如何に異常であるのかを気付いていない訳じゃないですか。

それと一緒で、僕達は目の前の日常を当たり前だと見なしてしまいがちなのだけれど、本当は無茶苦茶なまでに異常な世界ではないのかという気持 ちに捕らわれるのです。



- 蛇口を捻るだけで好きなだけ水が手に入る世界の異常性を、僕達は当たり前だと勘違いする。 - マボロシプロダクト (via petapeta) (via pedalfar) (via nemoi) (via mnak) (via gkojay) (via okatyo54) (via ibozoo-uu) (via gkojax) (via tra249) (via kitutuki) (via dominion525)